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束の間

 みやこ下地島空港は、飛行機の離着陸が間近で見られる。

 滑走路をぐるっと回れる道がある。

 が、車は途中まで。

 徒歩か、自転車になる。

 ギリギリまで車で行ったところで、ちょうど着陸の飛行機に遭遇。

 ピカチュウジェットだ〜

 真下までいけなかったのが残念だが、なかなかの迫力だった。

 17END(ワンセブンエンド)

 この島で一番美しいと言われるビーチ。

 ピカチュウジェットを撮影した反対側に広がっている。

 テトラポットがあるので、足場が悪く、浜に降りている人は少ない。

 ずっと先は、滑走路へ誘導するライトが設置されている。

 滑走路の先端をRunway Endと呼び滑走路識別番号が17番なので、17ENDとな。

 これも、宮古ブルーね。

 沖縄といえば、Orionビール。

 随分前に、古着で見つけたOrionシャツ。

 やっぱり、沖縄の風景にマッチするねぇ〜

 束の間の晴れ間に、半袖の出番さ。

 3日間滞在したホテルのベランダからの眺め。

 食事難民にはなったが、このロケーションは最高であった。

 ホテルのすぐ側に、小さな小屋があり、椅子やベンチが並んでいた。

 夕方になると、地元の人たちが集まり「ゆんたく」をしていた。

 旅行者としては、ただ眺めるだけだったが、夕暮れ時から日没までのその時間は、少し羨ましかった。

 最後の日の夕方、昼間の晴れ間も消え去り、雨粒が落ちてきそうだった。

 いつもは4〜5人集まっていた「ゆんたく」も、この日は一人。

 しばらくすると、三線の音と歌声が聞こえてきた。

 次第に暮れゆく夕闇の中、その人は、淡々と三線を奏で歌っていた。

 日常の中に溶け込んだ、その音は、最後の夜を少し切なくさせた。

 休む事なく歌い続けるその姿は、暗闇にうっすらとシルエットになっていた。

 歌が終わった時、聞かせてもらった感謝を込めて、大きく拍手を送った。

 あの三線の音色を聞くために、また、このホテルに泊まりたい。

 そして次回は、食事難民にならないように、レストランの予約を忘れずに。

 帰る日の朝は、雨だった。

 それでも、チェックアウトの頃には、雨も上がった。

 何度も行き来した道を空港へ向かう。

 レンタカーのガソリンを満タンにして、無事返却。

 早めに着いた空港で軽く食事をしたのだが、この旅行で一番小洒落た食事になった。
 3日間は、あっという間だったなぁ。

 次に来るときは、もっとディープな旅にしよう。

 雲の上から、頭を出していた富士山発見。

 やっぱり富士山は、飛行機から見るのが一番かっこいい。