もう、冬の陽射しではない。
日向の暖かさは、凍てついた風を感じさせない。
母の使っていない口座を解約しようと思い、始業開始時間に銀行に電話をかけた。
10回コールしても、誰も出ない。
忙しいのかな。田舎だから、人手がないのかな。
しばらくして、またかける。
また出ない。
小一時間、電話をかけ続けた。
これが最後と思って、15回コールした。
電話は、諦めた。
ATMで残高だけでも確認しようと、車を出した。
その途中でようやく気がついた。
今日は、祝日である。銀行の窓口は、休みなのだ。
ああぁ。
ここまで、ボケボケになったか!!
毎日が定休日ってことは、こんな弊害を生み出すのか。
なんの疑いもなく電話をかけ続けた自分に、ちょっと驚いた。
冷静に考えれば2回目で気がつくだろうに、いったい何度かけただろか。
自分の脳の停滞具合に、呆れてしまう。
ゴミの収集日くらいしか、意識してないからなぁ。
ま、平和だけどね。
基本。