残暑、厳しいです。
酷暑を理由に庭仕事を放棄していたら、あっという間に草の波に飲み込まれてしまった。
ちょっと涼しい時を狙って、草刈りを始めたのだが、モノの数分で断念。
9回目の記念すべきハチ刺され。
回を重ねるごとに、処置が上手くなっているのだが、万が一は否めない。
前回刺された時、初めて病院へ行ったのだが、事前に電話していたのもあり、順番待ちしている人たちを差し置き、優先して診察してもらった。その際、ハチ毒の抗体検査をしたのだが、8回刺されていたにもかかわらず抗体はなかった。つまり、ショック症状は起きないとされた。が、次回も同じとは限らないので、もし刺されたら速攻来てくださいと言われた。
それからは、今まで以上に注意していた。
今回は、蜂の巣があるのを分かった上での失態。巣の側ではなかったので、油断していた。
あっ。
そう思った時は、右手の中指に鋭い痛みが走っていた。
やばっ。
刺された指を押さえ、刺したハチを確認し、台所へ直行。
電話を側に置いて、水道の蛇口を捻った。
水流の中に指を出し、刺された場所を摘んで毒を出す。
ハチの毒は、水溶性なので、間髪おかず洗い流すのが一番なのである。
ジンジンした痛みがあるが、その他の症状はない模様。
しかし油断はできない。何しろ9回目なのである。
ハチに刺されたと言うと、2回目からは死んじゃうんじゃないの?と多くの人に言われる。間違いではないが、正解でもない。ハチ毒の抗体さえ出来なければ、体が過剰反応することはない。よく言われる「アナフィラキシーショック」は、抗体ができた場合に体内に入って来た毒に対して、必要以上に防御してしまい、結果、自らの身体の機能が暴走してしまうのだ。
抗体の有無は、2回目以降確率が高くなるだけであって、2回刺されると絶体絶命なわけではない。
とは言え。9回目である。可能性は、高い方だと理解している。
側に電話を置いたのは、万が一の時救急車を呼ぶためである。
もし、ショック症状が出るとすれば、15分以内である。
流水で10分ほど毒出しをして、消炎作用のある「琵琶の葉エキス」に指をドップリ浸した。
この時点で15分経過。大丈夫そうである。
ジンジンした痛みは、次第に薄れて来た。腫れもあまりない。適切な処置が良かったのだろう。ここからは、水をどんどん飲む。「枇杷の葉エキス」をコットンにたっぷり含ませ湿布をし、その上から保冷剤でガンガン冷やす。利尿作用のある「枇杷の葉茶」を入れて、ガブガブ飲む。
体内に入ってしまったハチ毒を排泄する作戦だ。
刺されてから1時間。局所がわずかに腫れている以外、何も症状はない。
ひとまず、安心。
記念すべき9回目の犯人は、アシナガバチだった。
病院へは行かなかった。特に問題な症状もなかったので、今回は、見送ることにした。行ったところで、軟膏を出されるだけである。早く治るわけもなく、症状が軽くなる事もない。それは、経験済みである。
夜半、少し腫れて来たが、「枇杷の葉エキス」湿布と保冷剤でひどくなる事はなかった。
民間療法万歳。
だが、これは、あくまでも私の場合。
皆さんは、刺されたら直ぐに、病院へ行くことをお勧めする。その際は、事前に電話しておく事と、患部を流水で洗いながら、毒をしごき出す事だけは、忘れずに。出来れば、刺したハチの種類のチェックもね。
さて、今回は、3日ほど少し腫れたが、痛みも痒みもほとんどなかった。
とにかく、洗い流す。これが一番である。
ちなみに、刺されてから数日間は、禁酒です。これも、早く治す秘訣である。