立春になると、この物語が浮かんでくる。
ひゅう、ひゅう、降らすんだよ。飛ばすんだよ。ひゅう、ひゅう。
猫のような尖った耳と、ぎらぎら光る黄金の目をした雪婆んごが、九匹の雪狼を連れて、水仙月の四日を縦横無尽に駆け巡り、雪童子たちが雪をずんずん振らせています。
始まりは意地のようなものだったかもしれない。
石の上にも三年。継続は力なり。
まことしやかに囁かれる「努力」の末に手にする「結果」は、自分では、全く目に見えず、つかみどころもない。よって、変化にも気付けない。
11日(水)は、宮城県の名取市まで出張公演。 尚絅学院大学...
ダサい土神とイケメン狐が、美しい樺の木にぞっこん惚れこんで、嘘と偽りで固めたり、正直すぎて相手を省みなかったりと、登場者は人ではないのだけど、思いっきり人間臭い内容で、誰の心にも潜んでいそうな内なる声が共鳴しそうな物語である。...