ある日、何気なく通るいつもの道で、この花が連なっているのを見た。
シャッキリ伸ばした茎の先に、小さな花火が開いている。
実に清楚である。
2020東京オリンピックに合わせ、中学校の同期会が計画されたのが5年前だった。
夏至の頃の夕焼けは、なぜか、とてつもなく紅く染まる。
いつもなら、夏至を過ぎるとすぐに啼き出すひぐらしだが。
七夕を過ぎた頃、ようやく鳴き出した。
北の遅い春は、雪解けと共に夏も連れてくる。
初めてこの山に登った時、雪渓が溶けた場所から、咲き出す花の美しさに見惚れた。
この花を見るためだけに、この山へ登りたいと思うほどだ。
花粉症の季節が終わり、ぼちぼち山へ行く準備をと。
ところが、今年は、黄砂がひどい。
夏の花が咲き出した。
去年のこぼれ種から芽吹いたボリジ。
春蒔きだと虫にやられる事が多いが、勝手に出てきた奴らは、強い。
先週ちょっくら猪苗代まで。
いつも通り過ぎるだけだった観音寺川。
お天気もいいし、ちょっくら花見していくか。
冬の終わり、剪定で切り落とした山桜を花瓶に挿しておいた。
ちゃんと、咲くやん。
近所の早咲き桜が、ほぼ満開だった。
駐車場脇のソメイヨシノは、ポツポツ開き始め。