秋から冬へと急足。
あわてて紅に染まったメグスリノキ。
小春日和と初冬を行き来している内に、葉を落としそうだ。
晴れた日、恒例登山の安達太良山へ、いざ行かん。
沼尻スキー場からガタゴト道を登り、白糸の滝駐車場に車を停め出発。
毎年、この季節は、このルートから登る。
友人のお母様が、100歳の誕生日を迎えられた。
大正13年に生まれ、昭和、平成、令和と4つの時代を生き抜いてきた。
暑さ寒さも、彼岸まで。
マジで、そうである。
彼岸の雨で、気温が一気に下がった。
ある日、何気なく通るいつもの道で、この花が連なっているのを見た。
シャッキリ伸ばした茎の先に、小さな花火が開いている。
実に清楚である。
2020東京オリンピックに合わせ、中学校の同期会が計画されたのが5年前だった。
夏至の頃の夕焼けは、なぜか、とてつもなく紅く染まる。
いつもなら、夏至を過ぎるとすぐに啼き出すひぐらしだが。
七夕を過ぎた頃、ようやく鳴き出した。
北の遅い春は、雪解けと共に夏も連れてくる。
初めてこの山に登った時、雪渓が溶けた場所から、咲き出す花の美しさに見惚れた。
この花を見るためだけに、この山へ登りたいと思うほどだ。
花粉症の季節が終わり、ぼちぼち山へ行く準備をと。
ところが、今年は、黄砂がひどい。